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脱毛の完了までにかかる回数目安は?脱毛の種類や部位で効果は変わる

脱毛の完了までにかかる回数は、利用者がどういった仕上がりを望んでいるかによって異なります。

また、個人の体質による差もあります。同じ人でも部位によって必要な回数が異なることもあります。使用するレーザー装置によって異なることもありますから、一概に何回とは言えません。

永久脱毛状態を目指す場合は医療脱毛を選択することになりますが、現在主流となっている医療レーザー脱毛では、医療機関側で3回から8回といったコースを設けています。

3回で満足できる人もいるために、そうした回数のコースを設定していると見られますが、中には10回以上必要な人もいて、まちまちです。

【自己処理が不要になるまでは5回か】

医療脱毛を試みる人は、それまで長年にわたって自己処理を続けてきたというケースが多いです。脱毛に通っても、通うのを止めれば数か月後にまた生えてくるようでは、到底満足はできません。

自己処理がいらなくなるのは、永久脱毛できたあとです。そうなるまでの回数は、5回から6回であることが多いようです。その程度通えば、自己処理がいらなくなり、当初から目指していたのがそうした状態であれば、脱毛の完了となります。

医療脱毛クリニックの中には、3回というコース設定をしているところもありますから、3回で完了できる人もいると見られますが、大半の人は5回から6回は必要となるようです。

そのためか、5回を最少回数にしてコース設定をしている医療機関が多いです。6回や8回のコースも多く見られます。自己処理が不要になるまでの回数には、部位による差もあります。

脇や腕・脚・お腹・背中・胸・おしりおよびVラインは、5回から6回で自己処理が不要になる人が多いですが、顔やIライン・Oラインおよび全身脱毛では8回ほどは必要になるようです。

ただ、あくまでも傾向であって、個人差が大きいので、自分が何回必要であるかはやっていないとわからないものです。体毛が濃いから10回は必要だと想定していても、5回程度で満足できる場合もあります。

ほとんどの医療機関では都度払いはできず、回数契約の一括前払いかローン払いになることが多いので、まずは少ない回数で契約して、不足していたらまた新たに契約しなおすという方法を選ぶ人が多いようです。

【無毛状態になるまでは10回ほどか】

濃くて太い毛が目立たなくなればいいという場合は、5回か6回で済むことが多いようですが、産毛もない無毛状態を望んでいる場合は、8回から10回ほどは必要になるケースが多いようです。

やはり部位による差があり、脇や腕・脚・おしりおよびVラインは6回で済む人も多いですが、お腹や背中および胸は8回ほど必要になり、顔やIライン・Oラインおよび全身脱毛では10回ほどは必要になるのが一般的のようです。もっと多く通う必要がある人も多くいます。

いったんは満足できる状態になっても、数年後にまた一部が生えてくることはあります。そうした事態に備えて、脱毛し放題という無期限回数無制限コースを選ぶ人もいます。

しかし無期限回数無制限コースでは採算がとれないために、コース設定をしている医療機関はごくわずかです。設定のある医療機関では、5回コースの2倍ほどの値段であっても、たくさんの利用者がいるようです。

体毛の再生能力を奪うには、成長過程にある毛の毛根をたたく必要があります。成長過程にある毛というのは、およそ10%から15%程度とされています。大半の毛穴には毛が生えていないか、成長が止まった毛しかないということです。

毛が成長し始める時期は、毛穴ごとに異なります。ちょうど毛が成長過程にある時期に、レーザー照射しなければならず、すべての毛穴を破壊するというのは並大抵のことではありません。単純に計算しても、7回から10回はレーザー照射する必要があることになります。

【必要回数には個人差も】

無毛状態になるまで10回以上必要であるのは、理にかなったことと言えそうです。的確な間隔で、タイムリーに毎回レーザー照射できたとしても、10回必要になる場合が多いということです。

しかし個人差もあります。現在主流となっている医療レーザー脱毛では、黒い色に当たると熱を生む光を毛根に当てて発熱させ、毛穴の奥を焼くという方法を用いています。色白の人なら高い出力でレーザー照射することができますが、日焼けなどで肌に黒っぽい色素が多いと肌でも発熱しますから、やけど状態になる懸念があります。

色白でない人には、高い出力でのレーザー照射がしづらいため、満足できる仕上がりになるまでに回数が多めに必要となる可能性が高いです。体毛の薄い人が、無毛状態になるのを目指して取り組む場合も、回数が多めに必要になることがあります。

医療レーザーは、毛の黒い色に当たって熱を生みますが、細くて薄い毛だと十分に発熱できません。毛穴の奥を破壊するほどの高温にはなりづらいため、レーザー照射しても毛の再生能力を奪えないことが多くなります。現在主流の医療レーザー脱毛では、色白で体毛が太く濃い人に、効果が出やすいとされます。

最新鋭の装置では毛穴の奥ではなく、毛穴の側面のバルジ領域という部分を破壊するようになります。バルジ領域は毛穴の奥よりも肌表面に近いため、弱いエネルギーでも破壊できます。レーザー温度も45度からと低めになります。従来の方法だと60度から80度ですから、日焼けした肌であっても効果的に脱毛できると期待されています。

【レーザー装置による差】

最新鋭の方法では、日焼けした人でも色白の人と比べてそん色のない効果が得られる可能性があるだけでなく、高い熱で毛穴の奥を焼く必要がないため、産毛にも効果があるとされています。

登場して間もない方法であり、数年後や十年後がどうであるかは検証されていませんが、理論上は従来の方法と同程度かそれ以上の効果が期待できると見られています。

医療機関で長年用いられている装置には、アレキサンドライトレーザーとダイオードレーザーおよびヤグレーザーの3種類があります。この中で脱毛効果が高いのは、アレキサンドライトレーザーとダイオードレーザーであり、ヤグレーザーは効果が比較的低めであるとされます。

医療機関によって、使用している装置は異なります。最も普及しているのはダイオードレーザーですから、装置の差をあまり気にする必要はないでしょうが、効果が出にくい場合は、効果が高いとされる装置を使う医療機関で取り組むのもひとつの方法です。通う回数が、少なく済む可能性があるからです。

アレキサンドライトレーザーとダイオードレーザーは、医療レーザー脱毛発祥の地である米国で、政府機関から正式な認可を受けている装置です。ヤグレーザーは照射面が円形であるため打ち漏らしが出やすく、メラニン色素に吸収される率が低いとされます。

しかし、メラニン色素に吸収されにくいからこそ、日焼けした肌にも使用できるというメリットがあります。ただ、ヤグレーザーを使っている医療機関はごくわずかです。

脱毛の完了までにかかる回数には個人差があり、同じ人物でも部位よって異なります。また、使用されるレーザー装置によっても違ってきます。一般的には、自己処理が不要になるまでは5回から6回は通う必要があるようです。無毛状態になるまでは、少なくとも8回から10回は必要となります。さらに、もっと多く通う必要がある人も多いです。

現在普及しているレーザー装置では、色白で体毛が濃く太い人ほど効果を得やすくなりますので、日焼けしている人や産毛の脱毛に取り組む人は、通う回数が多めになるようです。最新鋭の装置では、日焼けや毛の濃さはあまり関係しないため、今後はそうしたことで通う回数に差がなくなる可能性もあります。